額縁百科

PART 1 額縁サイズ表(全6種=5ページ)

サイズ表・2 油絵用 / 日本画用 額縁

号数

サイズ

サイズ

サイズ

0号

180x140

x120

x100

SM

227x158

3号

273x220

x190

x160

4号

333x242

x220

x190

6号

409x318

x273

x242

8号

455x379

x333

x273

10号

530x455

x410

x333

12号

606x500

x455

x410

15号

652x530

x500

x455

20号

727x606

x530

x500

25号

803x652

x606

x530

30号

909x727

x652

x606

40号

1000x803

x727

x652

50号

1167x909

x803

x727

60号

1303x970

x894

x803

80号

1455x1120

x970

x894

100号

1621x1303

x1120

x970

120号

1940x1303

x1120

x970

150号

2273x1818

x1620

x1455

200号

2590x1940

x1818

x1620

300号

2910x2182

x1970

x1818

500号

3333x2485

x2182

x1970

単位はミリメートル(作品のサイズです)

   〈デッサン縁との相違〉

  表示の数字はほぼ作品そのもののサイズです。デッサン縁のサイズがガラスサイズであったのと比べて大きな違いですね。作品に対して、デッサン縁は大は小を兼ねますが油絵用額、日本画用額はズバリのサイズのものしか受け入れません。(意味わかります?)。

 

 〈表の見方、MとP について〉

  Fについてはそのまま表示しました。F 6号は409x318です。MとPについては長辺がFと同じため省略し、短辺のみ表示しました。つまり、P6号は409x273、M6号は409x242というサイズになります。

 

 〈F、P、Mの意味〉

  FはFigure(フランス語で人物の意)、PはPaysage(風景の意)、MはMarin(海面の意)の頭文字で、それぞれ人物画(肖像画)を描くのにふさわしいサイズ、風景を描くのにふさわしいサイズ、海景を描くのにふさわしいサイズとされており、発祥の地は芸術の国フランスです。 

  しかしながら現実にはFサイズのシェアが圧倒的で、風景・静物などもFで描かれます。当社でもPサイズ、Mサイズは特注となります。

  日本の油絵寸法をフランス寸法と言われる方がたまにいらっしゃいます。基本的には間違いではないのですが、メートル法と尺貫法の適用の変遷において現在では若干のずれが生じています。

   また、発祥はフランスではありますが、その基本は古代ギリシャの「黄金率(Golden Section)」から算出されています。「黄金率」とは各辺を aおよび bとし・・・って、ハイここまで。難しい講義はやめます。

  詳しくはDNPさんのホームページへ!

 

 〈油絵用と日本画用の違い〉

  油絵(油彩)は通常、画布(Canvas=キャンヴァス)に描かれます。それを木枠に張りますが、その木枠が表示のサイズなのです。当然四つのコーナーにキャンバスの折込み部分ができ、実際は5〜6ミリ程度の伸びが生じます。また、キャンヴァスを張り込む(固定する)ための釘のアタマの厚みも考慮しなければなりません。

   一方日本画についてですが、その代表的な作品基底である色紙等のサイズがズバリ表のサイズであり、作品自体に伸びはありません。従いまして、油絵を日本画用額縁に入れようとすると作品が大きくて入らない、日本画を油絵用額に入れようとすると作品が小さくて抜け落ちる、ということがありえます。もっともそれ以前の問題として油絵の木枠の厚さがおよそ2センチ程度あるために、日本画用額には入らないということになるのですが。 ボーダーレスの時代とはいえ、作品と額縁のイメージのマッチングも当然優先されなければならないのはもちろんですね。

 

<和額採寸用断面図>

 

 

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